2020年 04月 30日
汚れ落としは靴磨きの成功への近道
前回の靴の中のケアに続いて今回は汚れ落としの工程です。
今回からはファンも多いイギリスのシューメーカー
CROCKET&JONES(クロケット&ジョーンズ)の
ギリーシューズをお手入れしていきます。
余談ですがギリーシューズは元来舞踏用のシューズとして使用されてきたシューズで
スコットランドの伝統的なデザインの一つです。
このモデルは現代でも扱いやすくするため少しディテイールを修正しています。
本来はタン(べろ)がなく、紐を足首に巻き付けることできるほどの長さだったりします。
本題に入りましょう。
クリーナーについてご案内をしているとお客様からしばしば、
やったことありません…
正直毎回はやってません…
このように言われるケースも多く、どちらかといえば地味な作業です笑
しかし侮ることなかれ。汚れ落としの作業を行うかどうかで
靴磨きの仕上がりが変わってきます。
M.モゥブレィ ステインリムーバー300(¥2,000+税)
※サイズが3種類あります。使用頻度などでお好みのサイズをお選びください。
クリーナー一覧ページ→https://item.rakuten.co.jp/randd-shoecare/c/0000000226/
汚れ落としの作業を省くと以前に塗ったクリームの上に塗ることになってしまい染み込みにくくなってしまいます。
表面に靴クリームが残りすぎてしまい思ったほど光沢が出なかったり、ベタベタして埃がつきやすく汚れやすくなってしまいます。
一回に使う量はこの程度。リムーバークロスを指に巻き付け500円玉程度の大きさになるよう染み込ま全体的に拭いていきます。
これを片足につき3セット程度行います。
1度目で表面の汚れを、
2度目、3度目で浮いてきた汚れをキャッチして拭き取ります。
強く擦る必要はないので優しく撫でるように拭いてくださいね。
ちなみに私は同じ所から拭き始めるのがなんとなく嫌なので、
つま先、かかと外側、かかと内側を起点として拭いています。
途中であれ今何回目だっけ?なんてことも防げます笑
向かって右側(左足)に使用しました。まだ使用していない左側(右足)と比べると
全体的に艶がなくなりマットになりました。
この状態からクリームを塗っていきます。
靴磨きのたびに行うのがもちろんベストですが毎回はちょっと…と言う方は最低限4、5回クリームを塗ったら一度は落とす所から始めてみてください。
それではまた次回!
~靴磨き基本編~
①ほこり落とし
②靴内環境整備
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