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雨で濡れたときの対処法

みなさまこんにちは。シューケアマイスター靴磨き工房玉川タカシマヤ店の寺田です。
昨日のTOKYO FM Skyrocket Companyは期待通りの楽しい放送でした。やしろ本部長のおふざけには賛否両論があったようですが、私は賛成派です。元芸人さんですし。


さて、昨日のブログは梅雨時の革靴との付き合い方についてのお話でした。


4つ挙げたポイントの最後のひとつ。
・雨に降られた量に応じて、適切な処置を早めに施す。
今回は、具体的にどんな処置を施すかをお伝えしたいと思います。


まずは靴の中に水がしみ込まない程度に濡れたとき。
この場合、最初に表面の水滴を拭き取ります。その後ステインリムーバーで全体を拭いて、カビ予防のためにモールドクリーナーを吹き付けます。
丸3日ほど靴を休ませて乾燥した後、乳化性クリームを塗ってブラッシング。


次に靴の中に水がしみ込むくらいビショビショに濡れてしまったとき。
この場合は表面の水滴を拭き取った後、ステインリムーバーで拭きます。その後はひたひたに水をしみ込ませたタオルで革靴を拭きます。拭くというよりはタオルの水分を革に押し込みます。
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特につま先と靴が曲がる部分は重点的に。
ビショビショに濡れてしまった革靴を放置するとつま先から靴の屈曲部にかけてトラブルが起こることが多いです。白い汚れ(汗に含まれる塩分)が浮いてきたり、革の表面がざらついてしまうことも。このようなトラブルを未然に防ぐには、革に水を均一に含ませて緩やかに乾燥させてあげると良いです。
4,5日ほど靴を休ませて乾燥させ、乳化性クリームを塗ってブラッシングします。このくらい濡れている状態から乾燥させた場合、デリケートクリームも塗っておくと安心です。

「ビショビショに濡れたときに水拭き」は革によって適さないものもありますが、革の表面に加工がされていない黒のビジネスシューズであれば上手くいくケースがほとんどです。もし判断に迷われたときはご相談ください。



店舗紹介

R&Dシューケアショップ
東京都世田谷区玉川3-17-1
玉川タカシマヤ本館4階 紳士靴売場

ショップ直通電話番号 03-6447-9177

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by tamagawa0917 | 2018-06-13 16:11 | 雨対策

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by tamagawa0917