2017年 11月 10日
ウェルトの話~平ウェルトとストームウェルト~
みなさまこんにちは。チノパンマンです。
中高生の頃は地元の新潟がニッポン放送、TBSラジオ、文化放送が受信できるエリアだったらなと思っていました。有料とはいえ、今はradikoプレミアムでその問題が解決できる良い時代です。
昨日1本目のブログテーマは「ウェルトのシングルとダブルについて」でした。
シングルとダブルはウェルトのつけ方の違いです。
今回のブログもウェルトのお話なのですが、ウェルトそのものの違いについて。
こちらは平ウェルトと呼ばれるものです。完全に平らな帯状の革で靴本体(表革+裏革+中底につけられたリブテープか加工された中底)に縫い付けられています。
こちらはストームウェルトと呼ばれるもの。正面から見るとL字に立ち上がった帯状の革です。
ストームウェルトは靴本体(アッパー)と底材の間から水などが侵入するのをある程度防いでくれます。カントリーシューズでストームウェルトがよく見られるのはそのためです。素材が革のため完全に水の侵入を防げるわけではありませんが、平ウェルトよりは雨の日の着用でも安心感があります。
平ウェルトとストームウェルトの機能面以外でのポイントは、靴として仕上がったときのボリューム感の違いです。
(コバの削り込み具合にもよりますが)シングルウェルトはすっきりとボリュームを抑えて見せられ、ストームウェルトはボリューム感が出ます。
昨日のシングル、ダブルと同様、オーダーシューズではウェルトの種類を平とストーム(やスプリットウェルト)から選べることもあります。それぞれの特徴を覚えておくと、オーダーシューズをより楽しめると思います。
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by tamagawa0917
| 2017-11-10 18:00
| 雑記