2017年 02月 21日
使い込んだブラシの良さ
皆さん2日続けてこんにちは、玉川工房の火曜日担当、竹ブラシです。
気が付けばブログを上げる時、
「火曜日担当」と書いておりますが、そろそろ定着してきましたかね?笑
勿論、イレギュラーで火曜日にいないときやほかの曜日に入ることもありますが、
お見かけの際は是非、
「あ、火曜日の男だ」
とお声がけ頂けると嬉しいです。笑
そんな話はさておき、、、
今日は【使い込んだブラシの良さ】について。
よくブラシをお選びになる際、
「クリームはとにかく、ブラシは高いのじゃなくて安いのでいいや」
とお考えの方多いのではないでしょうか??
その気持ち、よーくわかります。
クリームは良いものを買えば、
・ツヤ感ピカピカ!
・革に栄養たっぷり!靴も長持ち!
といったイメージがあるためご予算をかけることが出来るかと思います。
が、対してブラシは
・ブラシ高いの使っても、ツヤ感はクリーム次第でブラシは関係ないよね...
・安いの使ってダメになったらまた買えばいいや...
こんな感じでついついブラシのご予算は低めの方が多いかと思います。
しかーし!
高いもの、耐久性があるものをおすすめするのは理由があるのです!
まずはコチラの写真をどうぞ。。。
こちらはサノハタブラシの豚毛白(¥4500+税)
お値段としてはかなりハイクラスではありますが、日本製の商品で耐久性も◎な商品。
では毛の部分をズームしてみましょう。。。
毛の色は真っ白?というよりかは少し生成りの色をしています。
ではお次、私たちが備品として使い込んでおります、
サノハタブラシの豚毛白(茶色の靴を磨き込むときに使用)をご覧ください。
分かりやすいように並べてみます。。。
(左:備品使用 右:新品)
(左:備品使用 右:新品)
全然色が違います。。。
こちら、どういうことかといいますと、
豚毛のブラシは表革の靴をケアする際、
クリーム塗布後、艶出し・磨き込みとしてお勧めしているブラシです。
備品として使用しているものは茶色の靴を磨くときに使用しているもの。
ということで、備品のブラシは使い込んだことで、
茶色の靴クリームの油分・ロウ分が毛に付着し、吸収した結果このような変化が出るのです。
この使い込んだブラシのメリットですが、
例えば満員電車に乗った時。
誰かに靴を踏まれてしまい傷とはいかないまでも、
・ツヤ感が鈍ってしまった
・擦った跡が付いた
よくありますよね。。。
そうした時、ホコリを落として、
使い込んだブラシでブラッシングすると、ブラシに付着した油分・ロウ分が靴に移りピカッとしたツヤ感を戻すことが出来る!
というわけなのです。
ただ安くて耐久性のないブラシだと、
ここまで育つ前に毛先がダメになってしまいます。。。
これが私たちが良いブラシをおすすめするわけなのです。
初期投資には少々お値段がかかってしまいますが、
なが~い目で見れば、きっと良いブラシをご購入頂いた方が便利かと思います。。。
どうか次にシューズブラシのご購入検討の際に思い出して頂けると幸いです。
以上、竹ブラシでした~
店舗紹介
玉川シューケア工房
東京都世田谷区玉川3-17-1
玉川タカシマヤ本館4階 紳士靴売り場
玉川シューケア工房
東京都世田谷区玉川3-17-1
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工房直通番号 03-6447-9177
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by tamagawa0917
| 2017-02-21 15:14
| スムースレザー お手入れ